はじめに
こんにちは🌸利用者Kです✨
先日、友人と一緒に、鹿島神宮と、香取神宮に、お出かけしてきました🚗
その際に、興味深いお話を聞くことができました。
帰ってきてから調べたお話と共に、書かせていただきます✨
鹿島神宮と香取神宮の「関係」
この二つの「神宮」は、どちらも、「あるもの」を鎮めた神様が祀られている場所です。
鹿島神宮に祀られているのは、「武甕槌大神(タケミカヅチノオオカミ)」。
剣🗡️、武芸、雷⚡️、決断力などを司る神として知られる神様です。
香取神宮に祀られているのは、「経津主大神(フツヌシノオオカミ)」。
武甕雷大神と共に、軍神⚔️、武神、剣の神として知られる神様です。
この2神は、「対になる神」として扱われることが多いようです。
日本書紀などでは、「葦原中国平定」の際に、この2神が天より遣わされたとあります。
この2神が対として扱われていること。
そして、利根川を挟んで、鹿島神宮と香取神宮がそれぞれ存在すること。
後述の「要石」が、両神宮にあり、その形も凹形と凸系で、対になること。
これにより、この2つの神宮は、「対の存在」として扱われることが多いのだそうです。
「要石(かなめいし)」が鎮めるもの
さて、前項の終わりで登場した、「要石🪨」についてのお話です。
この「要石」は、地震を鎮めるために、神がその手で押さえているものだそうです。
鹿島神宮の要石は、武甕雷大神⚡️が。
香取神宮の要石は、経津主大神🗡️が。
それぞれの神が、要石を押さえることで、その下にいる「存在」を抑えているのです。
要石の下にいる「存在」は、知っている方も多いかと思います。
地震の原因となる「オオナマズ」。
この「オオナマズ」の、頭に鹿島神宮の要石が、尾に香取神宮の要石が、それぞれ刺さっている。
それによって、このオオナマズを鎮め、地震を鎮めているのだそうです。
伝承では、この「要石🪨」は、どちらも剣🗡️の形をしているとされます。
それが本当かどうかを確かめようとしたのが、かの徳川光圀公。
七日七晩、人夫たちに命じて掘らせましたが、とうとうその先端に達することはできなかった……。
と、茨城県の鹿島市🦌の民話には、そう伝わっています。
オオナマズじゃない?要石の下の「存在」
鹿島神宮、香取神宮の両神宮が鎮めている「存在」には、興味深い考察もあります。
古来より、アジア一帯には、「巨大な蛇🐍」の伝承が共通していました。
この蛇が身動きをすることにより、地震が起こる、という伝承があったのです。
(蛇🐍ではなく、竜🐉、となっている地域もあるようです)
この考えは、江戸時代初期まで、信じられていました。
鹿島神宮と香取神宮の2神が鎮めるものも、この「巨大な蛇」であったそうです。
日本列島をぐるりと囲むように存在する大蛇。
その頭が鹿島神宮の下に、尾が香取神宮の下にある、とされていたようです。
そして、この大蛇の頭と尾をそれぞれ要石で抑えることにより、地震を鎮めている、と。
江戸時代後期以降、民間信仰により、この「竜蛇🐉」は「ナマズ」に取って代わられました。
ただし、鹿島神宮の下に頭が、尾が香取神宮の下にあるというのは共通なようです。
北欧神話では、「世界を取り囲む蛇🐍」として、ヨルムンガンドが登場します。
ヨルムンガンドは、世界を取り囲むほど大きいため、自分の尾を、口に入れているそうです。
おわりに
今回は、鹿島神宮、香取神宮の、両神宮に伝わる「要石」の伝承を中心に紹介しました。
興味のある方は、より深く調べてみると、面白いと思います!
それでは、また〜(^^)/~~~