「文豪」であり「名料理人」、檀一雄の誕生日

こんにちは🌺 利用者:凌霄花のうぜんかずらです♪

今日は、小説家・作詞家・料理研究家……と、様々な顔を持ち、「無頼派」として、太宰治らとも交流のあった、「最後の無頼派」檀一雄だんかずおの誕生日です。

私は、一時期、今日こんにち「文豪」と呼ばれる方々、特に無頼派ぶらいはと称される方々について、調べたり、その作品を読んだりしていた時期がありまして……。
もちろん、かの有名な「太宰治」から入ったのですが、太宰治と、檀一雄は友人だったそうです。

二人については、特に有名なエピソードがあり、それがいわゆる「熱海事件」
かいつまんで書くと、
「太宰治が、借金取りから逃げるため、檀一雄を人質として熱海に置いて、東京に行った。
檀一雄は太宰の帰りを待ったが、太宰が戻ってこないので、借金取りと一緒に東京へ戻ってみると、太宰は、師である井伏鱒二いぶせますじと共に将棋を指していた」
というエピソードです。
この体験が、太宰治が「走れメロス」を書く発端になったのではないか、と、後年、檀一雄は書き残しています。

檀一雄は、作家として「火宅の人」を残し料理研究家としては「檀流クッキング」という本を残しています。
また、文壇一の「料理上手」としても知られ、特に、彼が作った杏仁豆腐は、NHK(Eテレ)の「グレーテルのかまど」という番組でも取り上げられました。

檀一雄は、杏仁豆腐にも並々ならぬこだわりをお持ちだったようで、納得のいくものを作るまで、「十遍ぐらいは失敗した」そうです。
どうやら、牛乳の量や、気温などによって、固まり方が違ったようで……。
このあたりは、お菓子作りの、見極めが難しいところですね。

檀一雄のご子息である、檀太郎さんも、エッセイストとして活躍されています。
以前読んだ本(「作家のおやつ」という本です)に、檀太郎さんが、檀一雄との思い出をエッセイとして寄稿していらして、その中エッセイに出てきた、ブドウの「マスカット・オブ・アレキサンドリア」が、とても印象深かったのを覚えています。

檀一雄には、他にも、ここに書いたら書ききれないくらいのエピソードや、料理への並々ならぬこだわりの話があります。
「文豪」の作品に触れてみたい方、料理の「おいしい」話が読みたい方、「無頼派」のファンの方は、ぜひ、作品を読んでみてくださいね♪

それでは、また〜👋

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