はじめに
こんにちは🌺 利用者:凌霄花です♪
ここ最近、私は、Adobe Illustratorを使って、「OHANAの時間割」を作っていました。
「OHANAの時間割」は、今まで、スタッフさんが、
「○時になったから休憩ですよ〜」
「△時になったので、作業再開です!」
と、口頭でお知らせしてくれることが多かったのですが……。
紙面で、形に残る形式。かつ、みんなが見れるような形式で、時間割があると便利かなと思いまして、スタッフさんに確認の上、時間割を作らせていただきました。
というわけで今回は、時間割の制作の過程について、いくつかの試作稿の画像も交えながら、紹介していきたいと思います。
第1稿 / ブラッシュアップを始めよう!
というわけで、スタッフさんから参考画像をいただいた後、私が制作したものがこちら。
確かにカラフルで、目を惹きやすいかもしれません。
ですが、文字を白文字にしたことで、文字が見づらいですね。
また、「お昼休憩」と「10分間休憩」は、性質の同じ「休憩」の時間ですが、色が統一されていないため、ごちゃついて見えます。
加えて、紙面の横幅いっぱいにオブジェクト(図形や文字)が配置されているので、これを見た時、圧迫感も感じてしまいます。
さらに、「時間」と「やること」の間に、区切りとしての余白を作ってしまったことで、時間割としての項目の一体感が薄れています。
以上のような修正点を、メインでアドバイスをくださる、スタッフHさんからいただきました。
ここから、よりよいデザインにしていくための、ブラッシュアップが始まります💪
第2稿 / 余白、色数、文字の調整
第1稿でいただいた反省点をふまえて、修正を加えた第2稿。
主に、
・項目を列挙した表の周囲に余白を作る
・「時間」と「やること」の間にあった余白をなくす
・色の数を減らして、同系色でまとめてみる
・文字の色を、白から黒へ変更。さらに、文字の太さを太く
・「やること」の内容を、わかりやすく「作業」「休憩」など簡潔な表現に
という修正を行いました。
色の数が少なくなったことで、統一感は生まれました。
でも、逆に、作業・休憩の時間の差別化が薄れてしまい、表としてわかりにくくなっています。
また、実際に印刷すると、想定していたよりも暗い色で出力されてしまうことがわかりました。
このあたりは、CMYKのカラーモードで作っていても、パソコンの画面の明るさなどに左右されてしまう部分もありますが、もうちょっと明るい色に!というアドバイスをいただきました。
加えて、この段階で、タイトルである「OHANAの時間割」という部分の、「OHANA」と、「の時間割」の間に、不自然な空白ができていると気づくことができました。
第3〜4稿 / カーニング、明度を上げる
第3〜4稿にかけての変更点は、以下のとおりです。
・「掃除」の項目のみ、青系の色から外れた、はっきりとした緑色に
・表全体の色を、明るい色に
・タイトルのカーニング(個別の文字間隔の調整)を行い、タイトルの文字間隔を調整
ここまでは、表の全体が、青・緑系の色でまとまっています。
ただ、「休憩」と「作業」は、項目として「内容の性質が違う」ことなので、ここははっきりと色が分かれていた方が見やすいね、というアドバイスをいただいたので、ここから、もうちょっと表の色を調整していきます🎨
第5稿〜最終稿 / 項目ごとの色の差別化、最終調整
第5稿から、最終稿にかけての変更点は、以下のとおりです。
・「休憩」「お昼休憩」の項目の背景色を、オレンジ色に変更
・「通所」「作業終了・退勤」の項目の背景色を、薄めの黄緑に変更
・表全体の項目の背景色を、より明るめに変更
・タイトルと表のバランスを見て、中央揃えにしつつ位置調整
最終確認をスタッフさんにしていただき、これでOKサインがでました✨
今回のまとめ
今回の、「OHANAの時間割」の制作で学んだことはこちら↓です。
- 項目の内容の「性質」が違う場合は、背景色などで差別化をはかる
- 余白を作ることで、項目の内容が分断されてしまう場合もある。場合によって判断を
- オブジェクト(図形や文字)が紙面いっぱいに配置されると圧迫感を感じやすくなるので、適度に余白を作る
- 色数を少なくすると統一感が出やすいが、それによって、項目ごとの性質の違いを示しづらくなることもある
今回は、「時間割」という今まで作ったことのない書類の制作でした。
スタッフさんのアドバイスで、気付かされる部分も多く、まだまだ自分は伸び代があるかも!と思うことができました。
これを忘れず、精進していきます(`・ω・´)✨
それでは、今日もみなさま、素敵な1日をお過ごしくださいませm(_ _)m