あの植物の、学名の由来はギリシャ神話?

こんにちは🌺 利用者:凌霄花のうぜんかずらです♪

今日の誕生花について調べていたところ、なんと、
「ブタクサ🐷」
と出てきました……

「えっ……ぶっちゃけ可愛くないし……そのへんに生えてるよね……? なんで?」
と大変失礼な感想を持ちました。
ごめんねブタクサm(_ _)m

花粉症の原因となることも多い「ブタクサ」ですが、この和名は、英俗名の「Hogweed」の直訳だそうで……。
英俗名の「Hogweed」は、「豚が好んで食べる草」という由来があるそうです。
ものすごく直球な俗名……! いやわかりやすいけれども!

というわけで、ブタクサの失地を回復すべく、なにか良い情報は……!
と調べていたところ。
学名と、その語源になった言葉が、すごかったんです✨

というわけで、ご紹介させていただきます。


まず、ブタクサの学名は「Ambrosia artemisiifolia」と言います。

この名前は二つに分解できます。
まず、属名である「Ambrosia」。
そして、種小名である「artemisiifolia」です。

種小名である「artemissifolia」は、さらに二つの言葉に分解できます。
「ヨモギ」を表す「artemissi」、そして、「葉」を表す「folia」です。
ブタクサの葉が、ヨモギの葉に似ていることから、この種小名になったそうです。

※なお、「ヨモギ」を表す「artemssi」という言葉は、ギリシャ神話の月と純潔の女神「アルテミス」からきている、とする説もあります。

そして、属名である「Ambrosia」。
これは、ギリシャ神話に登場する神饌しんせん……つまり、神々の食べ物とされている「アムブロシア」が由来だとされています♪

ギリシャ神話の「アムブロシア」は、食べるものを不老不死にし、傷をたちまち癒えさせるほか、死体を腐らなくさせる……とか、女神たちの香水として使われていた……とか、諸説あるようです。

いずれにせよ、ギリシャ神話において、神々のみが食べることを許された食物であり、そして、神々の力を保ち、神々の不老不死を支える大きな力となっていたことには間違いがなさそうです。

そんな神話的な食物の名前を冠しているなんて……
実はすごい植物なのかも……?


余談ですが、この「アムブロシア」には、対となる「飲み物」があります。

それこそが、「ネクタル(Nektar)」。
こちらも、それを飲む者を不老不死にするとされています。

この「ネクタル」ですが、「椿桃ツバイモモ」と呼ばれる植物にその名前が継がれています。
「椿桃」は、「ネクタリン(Nectarine)」、あるいは「ネクター(Nectar)」と呼ばれることもあり、その名前の通り、非常に美味で、果汁の多い果物だそう。

ちなみに、この「ネクタル」ですが、日本では、飲料の名前となっています。
不二家などが販売している「ネクター」がそれで、
「果実をすりつぶして作られるソフトドリンク」
だそうですが、規格もあるそうで……
ご興味のあるかたは、調べてみてくださいね♪


いかがでしたか?

普段、何気なく見ている植物も、こうして調べると、思わぬ発見があるかもしれません。
特に、学名(ラテン語)などは、古代ギリシャなどの神話に端を発する言葉もあったりするので、大変勉強になりますよ!
私も、大変勉強になりました👓

それでは、今日も、あなたが、素敵な午後を過ごせますように♪

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